kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム シャア・アズナブル・53

☆本日もZガンダムにおけるクワトロ大尉(シャア・アズナブル大佐)をリスペクトした100回シリーズになります。

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今月はAbemaTVで『逆襲のシャア』を存分に楽しみましたね。

なので、ファーストガンダムから〜逆襲のシャアまでの流れを一度振り返りました。

機動戦士ガンダム→ガンダム08小隊→ガンダム0080←1年戦争→ガンダム0083→←デラーズ紛争→ Zガンダム→ガンダムZZ←グリプス戦役→第1次ネオ・ジオン抗争→逆襲のシャア←第2次ネオ・ジオン抗争→

と続くわけですが、核の使用は南極条約で使えないとファーストガンダムで決められたはずなんですね。

なのに逆襲のシャアでの、地球連邦軍とネオ・ジオン軍は核爆弾と核ミサイルを使いまくってる。人類はいつまでたっても嘘つきで約束すら守れないんですね。

なぜ「南極条約」と名付けられたのか?

今日は宇宙世紀0079年1月31日に地球連邦政府とジオン公国の間に結ばれた戦後の戦時条約「南極条約」と、

現代における1959年南極の平和利用について記され定められた「南極条約」条項について調べてみよう。


南極条約についての主な条項(機動戦士ガンダム)

宇宙世紀0079に締結されたガンダムにおける南極条約。

  1. 大量破壊兵器に関する条項

  2. 核兵器、生物兵器、化学兵器の使用禁止

  3. コロニー及び大質量天体落下戦術の禁止

  4. 特定地域、及び対象への軍事行動と攻撃の禁止

  5. 月面都市への攻撃禁止

  6. 中立地域への攻撃禁止

  7. 木星船団公社所属艦への攻撃禁止

  8. 捕虜に対しての待遇に関する取り決め

  9. 人道的な捕虜の扱い

さて以上のような南極条約はジオン公国と地球連邦政府の間で何故行われたのでしょうか?

まずはジオン公国軍がNBC(nuclear・bio・chemical)兵器投入、ブリティッシュ作戦によりコロニー(サイド2アイランド・フィニッシッシュコロニー)落下作戦敢行、オーストラリア・シドニーを壊滅状態に陥れ、地球人口の約半分にあたる約45億人が死亡する。

ルウム戦役によるサイド5の壊滅と地球連邦軍戦力が激減されたことと、作戦指揮官であるレビル将軍が捕虜として捕らえられてしまった精神的ダメージを受ける。

THE ORIGIN 13話ではムンゾを脱出したレビルたちは、シャアの乗るフェルメルに発見されてしまいますが、シャアは単身連邦軍籍に単身乗り込み、レビルがいることを確認すると、ことを察したシャアはレビルの乗る艦を逃がしました(ザビ家の意向があると見抜いた)。

そして、ルナツーに帰還したことで、ジオンの内情を知ったレビルは演説をする。

レビル「…ジオンの思惑に乗るべきではありません。我々は、戦い続けるべきなのです。ジオンに兵なし!我々は完全に勝利する!」(ガンダム THE ORIGINより)

U.C.0079年1月31日南極条約締結されようとしている間にである。

つまりこの南極条約はジオン有利に停戦条約を締結するつもりが、一週間戦争の犠牲者約50億人とレビル将軍の演説により地球の民意は連邦軍に傾き、戦争を再開するルールを形づくる南極条約が決まってしまったのである。


南極条約(署名ワシントン 効力発生1961年6月23日)

次は西暦1961年に締結された現代の南極条約。

以下、主な内容。

  • 南極地域の平和的利用(軍事基地の建設、軍事演習の実施等の禁止)(第1条)

  • 科学的調査の自由と国際協力の促進(第2、3条)

  • 南極地域における領土権主張の凍結(第4条)

  • 条約の遵守を確保するための監視員制度の設定(第7条)

  • 南極地域に関する共通の利害関係のある事項について協議し、条約の原則及び目的を助長するための措置を立案する会合の開催(第9条)

外務省ホームページより

南極条約とは主に南極の平和利用についてである。

現代に当てはめると、ガンダムでの南極条約条項2の特定地域、及び対象への軍事行動と攻撃の禁止がこれは南極の平和的利用、軍事基地建設禁止、軍事演習禁止にあたる。

同じ南極条約と命名されていても中身はほとんど違う。ガンダムでの南極条約とはあくまでも戦争における最低限のルールである。

またガンダムの南極条約での条項1の核兵器、生物兵器、化学兵器の使用禁止に当たるのは、

現代の条約では1970年3月5日に発効した「核兵器の不拡散に関する条約(NPT)」、1960年10月10日に発効した「大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約(PTBT)」また、1975年3月26日に発効した「細菌兵器(生物兵器)及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約(BWC)」、1997年4月29日に発効した「化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約(CWC)」にあたる。

尚、核兵器禁止条約(「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用禁止並びにその廃絶に関する条約」)は起草された条約でまだ未発効である。

未発効条約はまた「包括的核実験禁止条約(CTBT)」は地下を含めて、あらゆる空間での核実験による爆発、その他の核爆発を禁止する条約がある。

条約の効力発効は発効要件国(核兵器保有国の44ヶ国)の批准がなければ発効出来ないとある。

またアメリカとソ連との間に結ばれた核軍縮条約、「中距離核戦力(INF)全廃条約」は1988年6月1日に発効され、アメリカ合衆国が2019年2月1日にロシア連邦へこの条約の破棄を通告して、ロシアも条約義務履行の停止を宣言した。そして破棄通告後の半年後8月2日に失効した。

なにやってんの!

どうやら現代においては、アメリカもロシアも核兵器に関しては禁止はしたくないようだ。先月ロシアは原子力を動力源とした巡航ロケット飛ばして失敗しているようだし。

まぁ、核爆弾落とされて原発好きな日本人って、アメリカやロシアよりも相当狂ってると思う。まるでジオンじゃあないか。


結局は南極条約を破る地球連邦軍(ティターンズ)とジオン公国軍(ネオジオン)

一年戦争中もそれは守られることはなかった、南極条約。ジオンは超兵器ソーラーレイを建造し、ギレンは父デギンとレビルを抹殺。ジオン軍は一部連邦軍将校(バスク・オムなど)を捕虜にして拷問にかけたともされる。

そして、ガンダム0080「ポケットの中の戦争」〜ガンダム0083「スターダストメモリー」である。

ガンダムNT-1強奪作戦に編成されたサイクロプス隊が新型ガンダムアレックスを奪取・破壊のルビコン作戦が失敗すると、ジオンの軍上層部はサイド6リボーコロニーへの核攻撃を企図し、キリング中佐は「ガンダムNT-1を核兵器でサイド6ごと破壊せよ」とフォン・ヘルシング大佐に指示したが、核の弾頭を持ったグラナダの艦隊は連邦軍に発見され、交戦するも核爆弾は使用せず降伏している。

また南極条約を破られる様子は、エギーユ・デラーズの宣言(演説)にも見られる通りである。

デラーズ「.......見よ、これが我々の戦果だ。このガンダムは、核攻撃を目的として開発されたものである。南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実をもってしても、呪わしき連邦の悪意を否定できる者がおろうか…(略)」

デラーズはこの兵器を南極条約を無視したものとして非難した。

連邦軍からアナベル・ガトー少佐が強奪したガンダムGP02Aサイサリス(アトミック/戦術核爆弾)を使って、デラーズ・フリートによる「星の屑作戦」実行により、核爆弾でコンペイトウに集結した観艦式を行っていた連邦軍艦隊が一瞬にして消えた。


またZガンダ厶のグリプス戦役の始まりは、地球連邦軍からジオン残党狩りの目的で組織されたティターンズが、反政府活動をするスペースノイドに対してG3ガスを使用してコロニーの住民ごと抹殺した30バンチ事件。これも南極条約違反にあたる。

レコア「サイド1の30バンチコロニーで反地球連邦政府を鎮圧するのに、バスク・オムは何をしたと思って?.......G3…毒ガスよ」

エマ「コロニーで毒ガスを使った?!まさか?開戦の時にコロニー落としをした後ではG3の使用を禁止されていたわ!使えるわけがないでしょう!」

そして、ティターンズは大量殺戮兵器「コロニーレーザー」(グリプス2)を完成させて、バスクにコロニーレーザーを早く使用するよう迫るバスクに対して、ジャミトフ・ハイマンは黙認する。

Zガンダム 第39話「湖畔」の冒頭にて。

ジャミトフ「コロニーレーザーを使うには時期が早すぎる」

バスク「シャアの演説を無視出来ないと言われたのは閣下です」

ジャミトフ「承知している」

バスク「グラナダを一挙にと言いたいところですが、グリプス2を発射ポイントに持っていくまで時間がありません。地球連邦政府が先の設定を覆す手もありますからな」

ジャミトフ「法案としてはそんな馬鹿なことは出来んようにしてある」

バスク「自信が無いようですなぁ」

ジャミトフ「条約というものは破られる為にあるというのか」と言った。


このように地球連邦軍とジオン軍の条約の破り破られ返しの応酬は、ティターンズ、ネオ・ジオン、そしてシャアが率いる新生ネオ・ジオン軍までが繰り返し行ってきた。

レビルがジオンから脱出したことによってジオンの内情が分かり連邦が息を吹き返したことで、事実上の戦争条約「南極条約」が締結されたことになる。

仮にレビル将軍がこの地球連邦軍の巻き返しを失敗したならば、ジオンに完敗し地球連邦政府軍の敗戦責任の戦犯はレビルにあったかも知れない。

そしてこのレビル将軍をみすみす見逃し、連邦に反撃の力を与えてしまったのは、残念ながら我らが…

シャア・アズナブルである。

シャア「…閣下のご乗艦とは知りませんでした。航行を妨げた御無礼をお許しください。以後どうぞご無事で。」(ガンダム THE ORIGINより)

「富野由悠季監督が南極条約と命名した理由とは?」↓

国立極地研究所“富野由悠季と語る南極条約50年”「極」(きょく)-今そこにある不思議-2009年No.3冬号より

最後までお読みいただきましてありがとうございます。