kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

横山光輝三国志 鶏肋を食す

曹操の配下で楊修という優秀な文官がいた。

初期のKOEIシミュレーションゲーム三国志シリーズでは、楊修のステータスは知力、政治力も高くかなり優秀な値である。

鶏肋と言えば曹操の呟いた一言のおかげで斬首されたのは楊修である。

才子、才に倒れるを絵に描いたのがまさに楊修だった。

楊修は名門の出で才覚溢れ、いかにも曹操に好まれる逸材であろう人物でした。確かに曹操が好きなエリートですね。だから若くして抜擢登用されたとも言われています。

それが次第に曹操から疎まれていきます。横山三国志での背景は見て取れませんが、史実で楊修は袁術の母方の親戚であり、余計に曹操が嫌うのも分かるかと思います。

さらに楊修の優秀過ぎる性格が嫌だったようですね。

本人は曹操に懇意にされるようにと、進んで進言したことなどがほとんど当たっていて、曹操からすると自分の心を読まれてるように思い、楊修は危険な人物だと思われていきます。

しかもこの楊修、あの曹操の三男曹植と深く親交があったようで、手紙のやり取りまでしていたらしい。ということでさらに曹操から嫌われていくことに。

あの曹植推しとは、さすが類は友を呼ぶということでしょうか。曹植についてはこちら👇

さて、あの鶏肋の名シーンを振り返ってみよう!


鶏肋、鶏肋

横山光輝三国志 ゲーミックスシリーズ第四巻 第5巻「鶏肋」727コマ

曹操が斜谷に陣形を立て直しての序線は曹彰の働きぶりを発揮させたが、そのせいで蜀軍の諸将達は勢い付き、魏軍はその状況を憂うべき戦況にあった。

そんな夜の曹操の夕食は鶏料理であった。

夏侯淳は兵士らに陣中へ今夜の合言葉を鶏肋と布令を出すように指示する。兵士は楊修に鶏肋の合言葉を伝えた。すると楊修は都に引き揚げの仕度をさせる。その様子を見た夏侯淳は楊修に確かめる。

楊修の言葉を理解した夏侯淳は早速各諸将に伝える。

夜眠れなかった曹操は陣中を見廻ることにした。そこで引き揚げの仕度をしている姿を見て夏侯淳を呼ぶ。

夏侯淳から聞いた曹操は「またか」と言うと楊修を呼び出すように命じた。楊修に引き揚げの仕度をさせたのはお前か?と問いただしたところ、楊修は「はい、大王のお言葉のご意中を解いて人々に引き揚げの用意をするように申しました」と言った。

この時曹操は自分の心の奥底を見透かされた何とも嫌な気分を味わったという。


─ 楊修という人物は優れた才能を持ち曹操もその才能には一目おいていた。だがその才能を少々鼻にかけるところもあり曹操はあまり好意を持っていなかった。

かつて曹操は後宮に一つの庭園を造らせたことがあった。曹操はその庭園を見て善いとも悪いとも言わず門に「活」の字を書いて去った。

後宮の者達はその意味がわからず、傍を通った楊修に聞くことにした。

後宮の者達「もし楊修様。魏王様はこの庭園を見学され黙って門に「活」と書かれて去られました。一体これはどういう意味でござりましょう」

楊修「ほう。魏王のご胸中は花園にしては余りにもひろすぎる。もっとちんまりと造り直せというご注文であろう。門の中に活という文字を書けば闊(ひろし)となる」

後宮の者達「あっ!そういうことでございましたか。さすが楊修様。ありがとうございまする」

庭師達は急いで庭を造り直した。それからまもなくして曹操は再び庭園を見学に現れた。

曹操「ふむう。見事じゃ。誰が余の心をくんでこう直した」

後宮の者達「はい、楊修様に教わりまして·····」

曹操「なにっ!楊修が·····さすがじゃ、いつもいつも余の心を読み当てる」

曹操は口では褒めたが心中ではなんとなく何もかも見通されているようで嫌な気分となった。

またこんなこともあった…

曹操「そうじゃのう。余の後継ぎを誰にするかそろそろ決めておかねばならぬのう。これっ!明日長男の曹丕と三男の曹植をこの鄴城へ招き呼べ」

宮中の者「はっ!」

曹操「だがのう 二人が城門に来たら 決して通すな」

翌日

まず長男曹丕が訪れた。だが門で兵士に拒まれてやむなく帰ってしまった。次に三男曹植が来たが同じように兵士達は通すを拒んだ。

曹植「何っ通さぬと!わしは王命を奉じて来たのだぞ」

兵士「しかしお通しするわけには参りませぬ」

曹植「黙れ!王に召された以上 何をおいても会わねばならぬ 邪魔は許さぬ」

曹植は通さぬ兵士に斬りつけ門を通り、曹操の元へ行った。

曹植「父上 お召しでござりまするか」

曹操「おう曹植 門番に止められなかったか」

曹植「はい止められました。ゆえに斬り捨てました」

曹操「何っ!斬り捨てた!」

曹植「召を受けた以上何事が起ころうと参上せねばならぬと考えましたゆえ」

曹操「おう 何を置いても馳せ参じる それでこそ危急の時に役に立つ でかしたぞ曹植」

その夜、あの曹植の行動は曹植の学問の師 楊修が教えたものだと知った曹操は「余計な智恵」と吐き捨てた。

また楊修は曹植の為に「答教」という十数か条の問答書を作っていた。

国家の政治の大問題にいたるまで曹操に何か尋ねられたらその通りに答えられるように作られたものであった。それがため曹操に何か質問されても曹植はいつもスラスラと返答が出来た。当然自分こそ太子たらんとする長男曹丕はそれが面白くなかった。

曹丕はひそかに曹植の側近の者を買収し、その問答書を盗み出し、それを曹操に見せたのである。曹操は三男曹植があまり何事にも見事に質問に答えるのに疑念を抱いていた。

曹操はこれは父子世嗣の問題まで才気をさしはさむは才ありといえども行き過ぎだと考え、お家騒動の元となると思った。

「何か落度があった時 殺さねばならんのう」

この時曹操は楊修を殺そうと決意した。


─ そして

「才は才に亡ぶ 楊修の死はまさにそれであった」


鶏肋を調理する

鶏肋とは鶏のアバラで実際は鶏ガラに使う部分。

フライドチキンの部分ではリブである。

フライドチキンを食べようか?と思ったが、この時代にフライドチキンなど無いので、リブの部分を買って来て鶏ガラスープにして曹操のように、肉をしゃぶって食べて「鶏肋、鶏肋·····」と呟いてみることにする。

コープさっぽろで買って来た、いぶり鶏の手羽中。

スペアリブって書いてあるけど手羽中は鶏のアバラのようです。

食べる前に曹操と同じく、自身が追い込まれて撤退しなければいけない心情を作ってみる。

曹操が言ったように鶏肋は良い出汁が出るため捨てるには惜しいが、食べても身はない。これを強く思いながら「鶏肋、鶏肋·····」と呟いてみよう。

原作「三国志演義」では、鶏肉入りのスープとある。

まず鶏のあばら骨(肉付き)を生姜と出汁スープで茹でてみます。味付けはなるべく簡単に三国時代で食べられたような肉と野菜をじっくり煮込んだスープをイメージして作ります。

丁寧に灰汁を取りながら完成させる。手羽中と玉ねぎ、キャベツ、人参、大根を生姜とにんにくと葱を塩のみで煮込みます。

問題は味よりも鶏の肋を食べながら、曹操と同じ気持ちになれるか?どうかである。


いざ実食!鶏肋発動!

三国志をあまり知らない彼女にこのシーンの情景だけを説明して、私の鶏肋の台詞が彼女にどう聞こえるか?聞いてもらいます。

いざ、鶏肋を食します。

うむ、美味。

(クソっ!益なきプライドを貫き通して争うべきか?嘲笑覚悟で引くべきか?)

俺「鶏肋、鶏肋·····」

さて、彼女は私の鶏肋の呟きから何を感じたのか?

みきっぺ「こうちゃんが楊修に思えるんだけど…」

俺「は?どゆこと?」

真相は後日解明したいと思います·····。

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