kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム ハマーン・カーンについて

今回はなかなか取り上げなかった、

ハマーン様

についてですが、何故書きづらかったのかというとダブルゼータでの活躍が主だったのと、彼女はあえて言えばダークヒロイン的な存在だったからです。

僕のガンダムシリーズは「ゼータ」だけにこだわり視点を置いて考察しています(他のシリーズも少し書いていますが)。

この間、「kemoxxxxx 百式シリーズ 其の肆」でハマーン様のキュベレイのフィギュアを購入してしまい「キュベレイ」を眺めているうちにやはり美しいモビルスーツだと思いました。

このキュベレイ、デザイナーは永野護氏であります。当初Zガンダムでは富野由悠季監督が永野護氏をメインデザイナーとして推しましたが、スポンサーからケチが付き降りることになります。

リック・ディアスも永野護がデザインしたものですが、スポンサーからは「こんなものモビルスーツではない」と批判されたといいます。序盤では大河原邦男や藤田一己がリック・ディアス、百式を修正しテレビ版のようになっていますが、根強い永野ファンはあれは本物じゃないといいます。自分もそう思いますね。永野護のデザインしたモビルスーツはどれをとっても斬新な形をしている。実に個性的だ。

偉い人達にはそれがわからんのです。はい。

テレビシリーズ中にアクシズが登場する前に、再度永野護にモビルスーツのデザインを依頼します。それが「キュベレイ」です。あとはハンブラビなどなど。しかしクレジットタイトルではメカニカルデザインは大河原邦男と藤田一己。永野護はあくまでもデザインワークスとだけになっております。

ハマーン様「それ以上偶然は続かんよカミーユ。」

(しっかり背中には着脱式ファンネルが10個搭載されております。や、やばい、Zガンダムがいない💦)

さて、ハマーン様の声優は有名な榊原良子様です。榊原良子様と言えばガンダムファンはハマーン様。ゼータではマウワーも演じられました。まさにMとSを使い分けた榊原良子様。もちろんSは「ハマーン様」。Mはマウワーだよね。同じ人の声でも別人です。是非聞いてみて下さい!

榊原良子「思い詰めるのは危険なのではなくって...ジェリド、覚えておいてね...あなたの後ろにはいつも私がいるって…」(第30話 ジェリド特攻)

榊原良子「シロッコの言う通りだろう…シャア?ならばザビ家再興の為に手を貸せばいい。その上で世界のことを共に考えよう」(第50話 宇宙を駆ける)

声優さんってマジ凄です。

さてゼータガンダムでのハマーン様を考察してみましょう。



初登場は第32話の「謎のモビルスーツ」です。

アクシズへ向かう途中、シロッコ搭乗のドゴス・ギアにアーガマは追尾されていまして、その時ウォンさんが乗ってたんですよね。

そして、ウォン「艦長奴らが仕掛けて来ないうちにこちらから攻撃をかけろ!」無理難題な命令をブライトに指示する。クワトロは「やってみようか、艦長」とブライトは第二戦闘配備を司令する。

そして、いざ艦隊戦になると不利に陥ったアーガマ隊。

そこでガザCの大群がシロッコティターンズのモビルスーツを大量撃破し、カミーユ達を援護した。

その時、ハマーン様はガザCに乗っていたのだ!

シロッコはそれを見て笑う、「ハハッハハッハハッハハッハハッハハッ、時の運はまだ動いていないということか。偶然とはいえあのようなものが出てくるのには訳がある。それは時代の流れを示すものかも知れんのだ。そんなものに逆らっては勝てないよ。...艦長!速やかにモビルスーツ隊を後退させろ!状況を観察する」



────────────────────────

もっと以前にハマーン・カーンの話題は第8話「月の裏側」で出ていた。月都市アンマンの隠れ家に戻ったクワトロを迎えた男ギグナン、彼は「私にとってはシャア・アズナブル大佐です」と呼ぶ。

どうやらシャアの情報将校らしい。一年戦争から8年経ったというのに、こういう場面を見るとシャアの人望の厚さがわかるシーンである。 そこでギグナンがシャアに「スペクトル分析でも核パルスと分かりました」

クワトロ「核パルス?...アクシズか...ジオンの亡霊が動きだしたか。ハマーン・カーンはハタチになったか?」

ギグナン「はい、あと気になる報告があります。グリプスが動き出しました」

クワトロ「グリーン・ノアがか...バスクめ!」

────────────────────────

アーガマはグワダンのハマーン・カーンと接触、交渉することになった。エゥーゴのトップ、メラニー・ヒュー・カーバイン(アナハイム・エレクトロニクス社会長)の意向でもある。ティターンズと先に手を組まれる前にアクシズを引き込んでおこうというエゥーゴ側の思惑である。

クワトロは元ジオンの人間。ならば交渉してアクシズをエゥーゴ側に引き込み、ティターンズを叩く。

メラニー・ヒュー・カーバイン会長とウォンは、アクシズを何とかしてエゥーゴ側に付けられないか?との問いにクワトロはこう答える。 「かつてのザビ家の生き残り、ミネバを立てる残党にその志があると思えますか?」

結局「やってみる価値はある」とメラニー会長とエゥーゴの出資者ウォンら、エゥーゴ本部はクワトロにうまくハマーンと交渉するよう指示した。

第33話 アクシズからの使者

グワダンと並んだアーガマ、ランチに乗ってクワトロ、ブライト、ウォン、カミーユ、アポリー、レコアはアクシズの戦艦グワダン内へ乗り込む。

奥へと案内されたブライトはジオンカラーに一色に染まった艦内に驚く、

ブライト「確かにザビ家だ、この連中には時間の流れがないのか」

何重にも警備されたロック式の巨大な扉を進み、ミネバの元へととうとう来たクワトロ達。

ハマーン「ザビ家の正統なる後継者、ミネバ・ザビ王女である!」

クワトロ(まだあんな年なのに担ぎ出すか。ジオン滅亡のアステロイトベルトで育てた子が結局アクシズから離れて地球圏へ戻ってきた...)

ハマーン「サングラスの方ミネバ様の前に・・・ミネバ様の前に!」

ミネバ「はぁ!やはりシャア・アズナブルだ、変わりないようだ。また会えて嬉しい。遊んでくれたの覚えているよ」

クワトロ「2才の時のことを覚えていらっしゃるのか」

ミネバ「えっ?!(ハマーンを見る)...長い間の偵察ご苦労だった。いよいよアクシズが動き出す時が来た。ザビ家再興の為に力を貸してくれよ、スペースノイドの真の反映はジオンの復興如何にかかっている、ジオンダイクンの...」

クワトロ「お続けください、ミネバ様」

ハマーン「シャア・アズナブル!」

クワトロ「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」

ハマーン「ミネバ様はザビ家の後継者として、スペースノイドの頂点に立たねばならぬお方だ。それに相応しい正しいものの見方をなさって居られる。貴様こそ心変わりをしたのではないのか」

クワトロ「ハマーン!ええい!」

ハマーン「ミネバ様の御前である!それ以上の無礼はやめい!」

アーガマから来たクワトロ以下はシャアのせいでグワダン内部の個室に閉じ込められるも、カミーユの演技か(でもかなり殴られていた)、シャアの本気か(カミーユの本気の言葉にキレた?)、なんとか脱出に成功しアクシズと交戦になるがラーディッシュの援軍にアーガマ隊は救われる。



やはりシャアはアクシズから地球圏へガンダリウムγをアナハイムに持ち込み、エゥーゴに参加した。リック・ディアスなんかは見た目モノアイといい、そのまんまガザCの新技術版ではなかろうか?当初はハマーンが言うようにジオンの人間として地球圏への偵察だったに違いない。しかしシャアはブレックス准将と出会い気が変わった。その間にハマーンの思想もザビ家を利用して自らが世界を支配できる世の中にしようとお互いが変わった。今回のグワダンでの会談でシャアも変わり果てたミネバの姿を見て、ハマーンのやり方(ザビ家にこだわる姿勢)に同調出来ないと思ったのだろう。結局シャアは父・ダイクンを殺されたザビ家への、許せない執念心が残っているからではないでしょうか。

その後ハマーンアクシズに擦り寄ってきた、パプテマス・シロッコ。アクシズはティターンズと組むことを約束した。

ハマーン(こういう馬鹿な男もいる。世の中捨てたものではないぞ。)

しかしクワトロは「私はあの女に惑わされている。ハマーン・カーン。」とこれ以降“ジオンの亡霊”苦しみ悩まされることになる。

そしてティターンズ・アクシズ連合とエゥーゴの図式と変わってしまった。ミネバ・ザビを置いてアクシズは存在し、あくまでもハマーンはミネバの摂政としての役割なのだが、事実上アクシズを動かしているのはハマーン・カーンである。

二十歳だというのに、強く切れ者の女性だ。なぜにこんなにシャアに対して反発するのか?簡単だ。シャアに振られたとしか思いようがない。だから男を憎むようになり、男を信じなくなった。そして自らが女王様として君臨する道を選ぶことになる。

そしてまだゼータ時代では、アクシズ自体が力を付けていないからか、強化人間の話がグリプス戦役で出てこない。少しは水面下で活動していたのかも?いや、多分ティターンズが全面敗北した後に、地球連邦共々残した技術を全て奪いとった後、第1次ネオ・ジオン抗争から、ハマーンは強化人間への取り組みに興味を持ったに違いない。

当初のジオン思想から完全に逸脱して、ニュータイプが自然に生まれないなら作ればいいんじゃね?って話になって皆そうなってしまう。人の中に存在する小さなエゴの種が、上を目指そう上を目指そうとしている内に、本人は気付かずそのエゴはどんどん成長してやがて巨大なものになると、人は増長して傲慢になっていくのではないでしょうか?

結局ハマーンに「私が手を出さなくとも、ニュータイプの覚醒で人類は変わる。その時を待つ!」とあれだけのことを言っていたゼータ時代のクワトロも、「逆襲のシャア(第2次ネオ・ジオン抗争)」でのシャアも強化人間を作ったり、コロニー落としをしたりと同じことをするんですよ。

これ以降ティターンズ、アクシズ、エゥーゴと三つ巴の決戦となっていく。正義 VS 悪 の図式が正統な物語の流れであってもよろしいが、三国志にもあるように対立する組織を3つに分けることにより、それぞれの人間模様、思惑も戦略も複雑化して、2者の対決より物語はより面白くなるものであります。

ハマーン様はその為に出てこられたのか。後にシロッコがジャミトフを暗殺して、シロッコ部隊を作ったので、ティターンズシロッコ部隊 VS エゥーゴ VS ティターンズ本隊 の三つ巴としてもいいところだが、ティターンズ本隊に役者がいない。バスク?個人的に好きだが、役割としてはジャミトフの金魚のフン。

ファーストから続くザビ家をジオンの亡霊として、颯爽と現れたハマーン・カーン。グリプス戦役での彼女の活躍あってこそ、ゼータガンダムが盛り上がったことになります。

華になるキャラクターである。元シャアの恋人ですよ。

長くなりそうなので、続きは次回へ。

☆当ブログへお越しいただき誠にありがとうございます。


アニメランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村